つぶやき・学校と地域の協働

「コミュニティ・スクール」という言葉をご存知でしょうか?

次代を担う子どもたちを学校と保護者・地域が連携・協働して育てていくために、学校・保護者・地域の代表者で構成する「学校運営協議会」を設置している学校を「コミュニティ・スクール」と呼んでいます。現在、木曽川町を含む一宮市の公立小中学校(61校)は、すべてこの「コミュニティ・スクール」に指定され、学校と保護者・地域の連携・協働活動が活発に行われています。

木曽川中と地域の連携・協働活動

 このほど、木曽川中学校では「おやじの会」と生徒が協力して、今年度2回目の校内除草活動を展開しました。「おやじの会」メンバーが草刈り機を使って刈り取った雑草を、生徒が次々に集めていきました。大人と生徒が協力し、2時間ほどの活動で校内の庭園は見違えるほど綺麗になりました。 そして、参加した生徒には、「おやじの会」が焼き上げたフランクフルト・ソーセージが振る舞われました。汗を流して働いたあとのフランクフルト・ソーセージの味は格別で、大人も生徒も自然に表情がほころびます。

 また、茶道部の活動をバックアップするために、「PTAさんかく倶楽部」が中心となって「お茶会」が開催されました。日ごろ、茶道部は地域の外部指導者が茶道の基本を教えています。上級生は作法をよく理解し、上手なお点前を披露する腕前を有しているのですが、ふだんはなかなかそれを大人相手に発揮する機会がありません。「PTAさんかく倶楽部」は、そのための交流機会を創出しているのです。 緊張しながらも作法通り手際よくお茶を点て、参加した大人たちに一服振る舞ってくれました。その後、今度は大人を相手にお茶の点て方を伝授してくれましたが、お茶の心得のない大人もたくさんいました。そんな大人を相手に教えることを通して、生徒のみなさんも学ぶことがたくさんあったはずです。

 木曽川町内4小中学校では、このような学校と保護者・地域との連携・協働活動が盛んに行われています。みなさんも機会があれば、ぜひ学校との連携・協働活動に参加してみませんか?