つぶやき・地域と学校のコラボ授業

  木曽川町連区地域づくり協議会活気部会では、地域の人材を活用し、子どもたちに木曽川町の歴史・文化・自然を伝え、継承する活動を実施しています。

  10月には、黒田小学校6年生を対象に「山内一豊」の歴史授業、木曽川東小学校5年生を対象に「流木アート制作」の図工授業を実施しました。

黒田小(左)・木曽川東小(右)

 黒田小学校が戦国武将・山内一豊の出生地である黒田城跡に建っていることは、木曽川町連区民の誰もが知るところですが、山内一豊がいつ生まれ、その後どのような人生をたどっていったのか、正確に答えられる人は少ないと思います。 そこで、木曽川資料館の川井さんを講師に、6年生全員が山内一豊について学ぶ機会を設けました。一豊の生い立ちを知るだけでなく、史料に出てくる「天文十四年 山内一豊公 黒田土居に生まる」の一文を川井さんが達筆な毛筆で書き上げると、子どもたちから歓声が上がりました。その後、それをお手本に、子どもたち全員がこの一文をミニホワイトボードに書き記しながら、記憶に留めました

 木曽川東小学校では、連区内の造形アーチスト2名の指導を受けながら、5年生全員が木曽川上流から流れ着いた流木を使って流木アートに挑戦しました。子どもたちは、手にした流木のさまざまな形からイメージを膨らませ、のこぎりやドリル、ホットボンドなどを使って思い思いのアート作品を創作しました。初めはイメージを膨らませるのに戸惑っていた子どもたちも、自分なりのイメージが広がり、それが固まると夢中になって作品づくりに没頭していました。この授業ででき上がった作品は、どれも素晴らしい仕上がりで、11月の学習発表会に展示される予定です。

  なお、木曽川西小学校では、3学期に3年生が学区の歴史や自然について学ぶ予定です。

  地域づくり協議会では、連区の歴史や文化、自然などについて子どもたちに伝えることができる人材を求めています。そして、連区の小中学校で「地域と学校のコラボ授業」を展開していただければと願っています。