令和2年2月8日(土)、認知症サポーター養成講座を開催しました。
コムネックスみづほの 松井 康明様をお招きして、木曽川町区長、各町内会長をはじめ大勢の方々が参加してくださいました。
講座が始まる前に松井さんからの提案で、皆さんと一緒に頭の体操が始まり、右手を前に出しパー 左手を胸にグーそれを交互に動かします。初めの動きは皆さん揃っていましたが、少し動きを変えると…あれあれ? 皆さんの気持も身体もほぐれたところで、認知症についてのお話が始まりました。
認知症とは、病名ではなく『症状』のこと。主な原因疾患は4つありますが、その中の『レビー小体型認知症』のお話です。
VR(バーチャルリアリティー)で、認知の方の見え方を映像で見せていただきました。
レビー小体型認知症の方がお友達の家に招待されたのですが、玄関からリビングに歩いていると、置いてあるギターが膝を抱えて座っている男の人に見えたり、いるはずのない犬が走り回り突然消えたり、虫が見えたりします。
他の例として、デイサービスに行こうと、ケアマネジャーの方が『大丈夫ですよ。一歩ずつ足を前に出しましょう』と手をつないで言われたのですが、ご本人はビルの屋上で足を出してと言われているように見えていて、怖くて足が動かない、パニックになってしまう。この映像には受講している方からも思わず「うわー!」と驚きの声が出ていました。
このように、現実ではないものが見える事を『幻視』といいます。
認知症の症状として
記憶が無くなり、人の顔や名前を忘れてしまう
テレビのリモコンで電源が付けられない
箸を持つことは分かるけど持ち方が分からない
トイレと部屋の区別がつかず、部屋の隅でおしっこをしてしまう…など
誰にでも起こりうる事、一緒に暮らしている人にも起こりうる事です。そんな時
・何か特別なことをするのではなく、出来る範囲で手助けをする。
・困っている姿を見たら、声掛けをする『どうかなさいましたか?』
認知症サポーター
「認知症」の事を理解し、見守る、助け合う意識を持った受講生の方は「認知症サポーター」となりました。「オレンジリング」の輪がまた広がりました。
住み慣れた地域で安心して生活が送れるようになるには、そこに暮らす皆さんの力が何よりも大切だと思います。
「認知症サポーター養成講座」は、各町内での開催も可能です。
お問い合わせはコムネックスみづほ(TEL 0586-86-5333)まで。