令和3年1月10日（日）、一宮市の成人式が行われました。
例年、一宮市は市民会館で午前中に2部に分かれて式典を行い、午後から市内の出身中学校で「新成人のつどい」を行っていました。
今年は、成人式の式典を中止にしたり、延期したりする自治体がある中、一宮市は午後から各中学校の代表2名ずつが市民会館で式典を行う様子を、出身中学校の体育館のモニターで見るという「オンライン成人式」が行われました。この様子はYouTubeでライブ配信されたので、会場に出向くのが不安な方や保護者の方も視聴することが出来ました。
各中学校の代表は市民会館での式典が終わり次第、市が用意したタクシーで各中学校に戻り、そこで1時間ほどの「新成人のつどい」が行われるという方法でした
木曽川中学校では、9割ほどの卒業生が晴れ着姿で参加し、新成人のつどいの受付で中学校の時に「20歳の自分へ」書いた手紙を受け取り、「そんなの忘れてた！」「えー、嬉しい！」と言う声も聞かれ、久しぶりの中学時代の友達との再会にみんな嬉しそうでした。
車の誘導のために、各中学校に2～3人警備員の人が配置され、車で送迎の保護者は成人式出席の子供を降ろし、速やかに車を移動して帰られてました。
ニュースでは恒例のようにマナーの悪い新成人の姿が報道されていますが、木曽川中学校では、車の渋滞やトラブルもなく、皆さんマナーが良く、素晴らしい門出だったと思います。
コロナウィルスが猛威を振るう中、ぎりぎりまで開催の有無を検討していたという話でしたが、各中学校に分散してリモートで式典を行い、かつ地元の同級生との再会を果たせ、マスク着用ではあっても楽しみにしていた晴れ着姿を披露でき、節目のお祝いが出来たという事が新成人にとっても保護者にとってもよい形になったのではないかと思います。
これをきっかけに、一宮市の成人式の形も変わっていくのかもしれませんね。
成人の皆さん、おめでとうございます。大人の自覚を持って、新しい時代のリーダーになっていってくださいね。
≪参考資料≫ 一宮市成人式に関するページ