久しぶりのお餅

お正月はお餅を食べる機会が多くなると思います。我が家も元旦は雑煮にお節と決めていますが、家族にはあまり評判がよくありません。私の実家では正月用には鏡餅、桃の節句用には菱餅と、事あるごとに餅つきをするのですが、分けてもらっても冷凍庫の主になってしまうので、ここ10年ほどは家族の人数分の切り餅と一重ねの鏡餅以外は断るようになりました。

ところが一年半ほど前、1キログラムの市販のお餅が我が家にやってきました。個包装のそれは長持ちすることを知り、非常食として仕舞い込まれましたが、昨年末とうとう賞味期限を迎えました。

さて、特に餅好きではない我が家で、どのように消費するのか悩みましたが、幸い今はインターネットで検索すればレシピはいろいろ出てきます。できれば甘くなくて、簡単にできるもの。いくつか試してみましたが、私が一番気に入ったのが「トッポキ風」。棒状に切った餅は火の通りもはやく、コチュジャンに甘みとしょうゆを加え、水や酒で薄めたタレをからめてゴマを振ればできあがり。ケチャップやチーズを足して辛みを調節すれば子どもでも大丈夫ですし、すべて目分量でアレンジも自在。

多分10年前には今ほど一般的ではなかった韓国風料理。本場のトッポキは食べたことはありませんが、お餅をいただいたことで新しい味覚に挑戦することができました。今年は例年より少しだけお餅を増やし、食べる予定です。