7月23日(土)一宮市木曽川文化会館にて「認知症サポーター養成講座」を、コロナ感染症防止対策の下、2年ぶりに開催しました。
包括支援センターコムネックスみづほより米澤様、認知症当事者の大塚様のお二人を講師に迎え、町会長はじめ63名の方にご参加いただきました。
認知症は2025年には5人に1人がなる病気だと言われています。地域づくり協議会では、認知症は身近な問題として正しく理解し、自分たちにできることを考える機会になってほしいと平成29年度より「認知症サポーター養成講座」を毎年開催してきました。知識だけでなく、認知症の人にはどのように見えているのか「認知症の方の視野」で捉えた動画を見たり、当事者である大塚様のお話を聞いたりすることで、リアルな実態を感じることができました。
対応方法は、性格、価値観、これまでの生活スタイルなど人によって違うため、試行錯誤が必要となりますが、大塚様のお話では、例えば駅で切符が買えなくなってしまった時、代わりに買ってあげるのではなく、時間が許されるなら傍にいて、買い方の手順で分からなくなってしまったところを手助けしてほしい。そうして自分で買えたという気持ちをもてることが大事なのだとお聞きしました。またサポーターでなくパートナーとなって、共に何ができるか考えてほしいというお話もあり、支える側と支えられる側に意識の違いがあることに気づかされました。
地域の見守り活動の実例として、大牟田市のビデオもながれ、認知症のお年寄りを地域の方があたたかい目で見守る様子が紹介されました。
地域づくり協議会では「認知症になっても安心して幸せに暮らせる街づくり」を目指すため、まずは認知症についての理解の輪を広げていく活動として、この「認知症サポーター養成講座」を来年度以降も開催していきたいと考えています。皆様のご協力をよろしくお願いいたします。