高齢者が認知症となっても、住み慣れたこの町で安全安心に暮らせるようにと願って、地域の皆さんが「声掛けお助け隊」として支援をしようと体験学習をしました。
11月12日(日)市立木曽川東小学校の体育館において多数の来賓や見学者の皆さんを交えての開催は、コロナ禍で3年ぶりとなりました。
体験学習の内容は、小学校の校区の皆さんを中心に4名を1グループとして、合計8グループの方々が順次に認知症徘徊を演じる4名の方々に声掛けして安全に身柄を保護し最寄りの警察へ通報し救済できるようチャレンジする取り組みです。
認知症役の名演技に翻弄され、手こずりながらも工夫を凝らして対応をするという大変貴重な経験をして頂きました。一般参加者も多数見学いただいて盛況の中で実施できました。以下は主な感想やコメントです。
★声掛けお助け隊の体験者からは
*矢継ぎ早の質問をやめる、地名や店名など地域に密着した具体的質問の必要性を感じた
*目線を合わせて応対することが必要
*貴重な体験であり更に多くの町内の方々が体験していただくように希望する
★来賓の方々や認知症役の皆さんからは
*まず安全の確保です
*コミュニケーションが難しくても、驚かせない、急がせない、自尊心を傷つかせないことをポイントにケアーしてほしい
*大変有意義な体験学習でこのような活動の広がりを期待する
体験学習の様子は新聞社とケーブルテレビ社の取材も受け広報されました。思いやり部会では更に多くの方々へこの取り組みが広がるように継続を図ってまいります。