黒田小開校150周記念・私の思い出(1)

今年度、黒田小学校が開校150周年を迎えました。

地域づくり協議会では、さまざまな年代の方々から、自分の小学校時代の思い出を寄稿していただきましたので、順次掲載していきます。同年代の方にとっては、きっと懐かしい思い出がよみがえってくるのではないでしょうか?

  さまざまな挑戦をした小学校生活【24歳の女性から】

私は黒田小学校で六年間を過ごし、さまざまなことに挑戦させていただきました。

 特に、初代児童会役員(※児童会は一時期なくなっていましたが、復活しました)として、学校全体や地域に関する活動に主体性をもって取り組ませていただいたことが印象深く、その経験が私を大きく成長させてくれたと感じています。

児童集会にて校長先生へのあいさつの言葉掛けを毎週考えたり、COP10について紹介する劇を作って発表したりしました。半年間のどの活動においても「自分たちで」やったという成功体験を通し、やりがいや達成感を味わうことができました。

これは、先生方の支えのもと、いろいろなことに挑戦する機会を与えてもらったからだと感じており、とても感謝しています。その経験が自信となり、その後の学生生活でも、人前に立って何かを伝えたり、仲間と協力して何かを作ったりする取り組みに進んで参加できました。

また、小学校生活では、先生方の関わりや言葉掛けに心を大きく動かされました。私は小学校四年生のとき、その後の人生を変えてくれた恩師に出会いました。私は当時、人前で話をするのがとても苦手でした。しかし、恩師はそんな私に対し、「あなたは周りをよく見ているから、ぜひリーダーに挑戦してほしい」と声を掛けてくださいました。私は勇気を出して学級委員に立候補しました。集団の中で、自分から何かをやりたいと手を挙げるのは初めてでした。それがきっかけで、私はクラスのため、誰かのためになることをしたいと思い、行動できるようになりました。

私は自分が経験したように、多くの子どもたちにも自分のまだ知らない力を知り、発揮してほしいと思うようになりました。そして、子どもたちと関わり、その子の可能性を引き出せるような仕事がしたいと考え、今はそれを叶えています。

 このように、小学校生活における経験は、今の私を作っています。私が変わるきっかけを与え、いろいろな挑戦をさせてくれた黒田小学校は、自慢の母校です。