黒田小開校150周記念・私の思い出(3)

今年度、黒田小学校が開校150周年を迎えました。

地域づくり協議会では、さまざまな年代の方々から、自分の小学校時代の思い出を寄稿していただきましたので、順次掲載していきます。同年代の方にとっては、きっと懐かしい思い出がよみがえってくるのではないでしょうか?

      私の思い出【62歳の男性から】

私が黒田小学校に在籍していた当時は、北側に低学年教室用の平屋の木造校舎があり、これぞ昭和という風情で読み書きを習っていました。また、JR(当時は国鉄)の踏切近くに歩道橋が設置され、通学路が大きく変更されました。安全ですが遠回りの通学路となり、たくさん歩いた思い出があります。

3年生のとき、私のクラス3年5組では、帰りの会のときに、「今日のがんばったさん」というメニューがあり、毎日一人ずつがんばった人が選ばれ、教室にあった木製の馬にまたがり、みんなから拍手してもらえる時間がありました。1年間あればクラスメートの全員が一度はまたがることができるように担任の先生は配慮していたのですが、なぜか自分は一度も選ばれませんでした。たぶん先生は自分がとっくに選ばれていることだろうと思い込んでいたのではないでしょうか。「馬に乗れなかった」ということをみんなに知られるのが恥ずかしくて最終日まで言えず、さみしい思い出となりました。

4年生のとき、私のクラス4年5組では、授業時間に余裕があると、担任の先生はよく「みんなで地図上の地名を探そう!」と言って、みんなの知らない本当に無名の場所を、地図上で場所を探し当てることをしました。級友と競争し合いながら地名を探し、大いに盛り上がった思い出があります。そのおかげで社会科の学習が好きになりました。