11月9日(土)に木曽川西小学校の体育館で校区内の皆さんに「声掛けお助け隊」の体験学習をしていただきました。来年は高齢者の5人に1人が認知症患者となることが予測されていて行方不明者を防止する為に早期の発見が望まれます。認知症を演ずる方に対して4人で1グループとなって、一人ではなかなか難しい街中での声掛けを体験するものです。7分間の声掛けと3分間の反省を軽度認知症と重度認知症の徘徊者に対してそれぞれにチャレンジです。小学生、中学生を交えたグループや当日の一般見学者の方にも参加していただきました。事前のデモンストレーションを見て要領は呑み込めていたものの、認知症役の見事な演技に思わぬ苦労の声掛け体験となりました。
声掛け体験者の反省と感想 *家族は認知症当人に住所や名前を書いた物を持たせる工夫が大切。 *声掛けは質問攻めでなく、こちらのことも話して。 *いきなりの質問でなく身に着けている物などの雑談から。 *優しく話しかければいいと思った(小学生)わかりやすい言葉で(親)。 *すごく緊張した。矢継ぎ早の質問でなく先ず安心してもらうこと。
認知症役(キャラバンメイト)の方々より *声掛けにルールはない。相手への思いやりが一番のポイント。 *認知症の人は時には疲れている。椅子に座ることを勧めてもらい良かった。 *今日この場に参加いただいたことが第一歩。相手をあわてさせないこと。 *駅でベンチに長時間座ったままの人に捜索願いが出たことからぜひ声掛けを。
来賓の方々より *連区内の小学校体育館で順次行われ成果を出して頂いているが、初年度は 街中だったと記憶している。より多くの方に広められることも良いのでは。 *家で認知症の方が行方不明の時、先ず家中を徹底して探して欲しい。 次に緊急の警察への通報を *持ち物に名前を入れること。自転車にもGPS付けるなど安全策を。 *認知症の方を支える家族は大変。普段から頼れる近所付き合いを大切に。 木曽川町内は暖かい思いやりのある地域でありたい。 *町内で普段からすれ違った人に挨拶するように心がけたい。 *知らない人への声かけは大変勇気が要る。家庭内でも今日の体験の共有を。 *体験4回目ですが、今日も新たに学ぶことができた。昨年は線路内で 倒れている認知症の方に遭ったがこの訓練が役立った。今年は普段散歩 している人にも声をかけるようにしている。気楽に声掛けのできる安心 安全な木曽川町になってほしい。
最後になりましたが、会場をお借りした木曽川西小学校の校長先生、教頭 先生はじめ「声掛けお助け隊」認知症徘徊模擬訓練の催しにご支援を頂き ました関係各位に御礼申し上げます。尚、当日の内容はICCで取材を受け 放映をされました。思いやり部会では今後も取り組みを継続します。