メニコン創業者・田中恭一さんに学ぶ

12月18日(水)、木曽川中学校2年生を対象に、『後輩たちへ 木曽川町から世界へ羽ばたけ「メニコン創業者 名誉会長 田中恭一の挑戦とは」』という演題で、キャリア教育講演会(主催:木曽川中学校、企画・運営協力:木中おやじの会)が開催されました。

コンタクトレンズで有名なメニコンの創業者・田中恭一さんは、木曽川町(丸町)生まれ(田中さんは今年3月永眠されました)です。戦後、数々の苦難を乗り越え、日本初の国産コンタクトレンズを開発し、世に送り出しました。今では、さまざまな製品が国内はもちろん、世界各国で愛用されています。田中さんがどのようにコンタクトレンズを作り出したのか、田中さんのもの作りへのこだわりや会社経営の理念などを田中さんの息子であり、現メニコン取締役兼代表執行役会長CEOである田中英成さんに熱く語っていただきました。

前例にこだわったり、大勢の人の意見に流されたりしていては、これまでにない全く新しいものを生み出すことはできません。失敗を繰り返しながらもアイデアを絞り、自分自身を信じ、自らの目を実験台にしてでも挑戦する中でコンタクトレンズは生み出されました。その後も製品改良を重ね、今では視力に悩む世界中に人々の役に立っています。

生徒のみなさんは、田中さんのお話を通して、郷土の先輩が、どのようにして世の中に役立つ仕事を進めていったのか、とても興味深く聞いていました。自分自身の将来の進路を考える際には、きっと参考になるお話がたくさんあったと思います。

田中さんをはじめ、メニコンスタッフのみなさん、貴重な機会をありがとうございました。