「交通安全会研修会」を開催しました(R5.5.10)

5月10日(水)、木曽川文化会館で、各町内会の交通安全推進員、パトロール隊の皆さんなどを対象にし、交通安全意識の向上を図るため、交通安全会研修会を開催しました。

講師は、一宮警察署地域課 木曽川幹部交番の矢熊所長と玉ノ井駐在所の白井さんのお二人です。

令和5年4月末現在、一宮市市内で人身交通事故数463件(前年同期比+106件)、交通事故死亡者数3名(前年同期比+2名)、交通事故死傷者数548件(前年同期比+131件)といずれも県内警察署管内別でワーストに位置し、危機的な状況であります。

◎交通事故の多い時間帯

1番は、午前7時代の通勤・通学も時間帯

2番は、午後3時代の買い物・下校の時間帯

交通事故の多い曜日    木・土・金曜日の順で週末に多く発生

通勤・通学・買い物の時間帯と週末には、特に気を付けてください

今回の研修会では「高齢者ドライバーの事故防止」と「自転車ヘルメット着用の努力

義務化~ヘルメットの重要性」の2本のDVDを視聴しました。

高齢者ドライバーの事故防止

 高齢者ドライバーで多い事故は、交差点での出合い頭の事故です。

主な要因は、次のとおりです。

〇身体的機能の低下による ➡ 一時不停止・わきみ運転・安全運転義務違反

〇動体視力や周辺視野の低下による ➡ 危険の見落とし

〇反応速度の低下による ➡ ブレーキの踏み遅れ

安全運転の心構え 「速度は控えめ、ブレーキは早め、車間距離は長め!」

◇自転車ヘルメット着用の重要性

 令和5年4月1日、改正道路交通法施行により、すべての自転車利用者はヘルメット着用が努力義務化されました。

自転車での死亡・重傷事故の相手は、80%が自動車です。

また自転車事故で最も多いのが、自転車の安全不確認と一時停止違反で、自動車との出合い頭の事故により頭部への衝撃による事故です。

 頭部への衝撃の交通事故は、60%が致命傷になります。

 また頭部への衝撃は、ヘルメット着用の有無では、4分の1に軽減され、大けがにつながる割合は、99%から2%に減少します。

自転車に乗るときは、交通ルールを守り、ヘルメットの着用を!