5月30日(火)、木曽川文化会館で、各町内会の防犯委員、パトロール隊の皆さんなどを対象に、一宮警察署生活安全課 伊藤警部補をお迎えし、「一宮警察署管内の犯罪状況と特殊詐欺被害防止」の研修会を開催しました。
◇犯罪状況
令和5年の犯罪状況は、一宮警察署管内で、4月末現在「自動車盗 14件」、「侵入盗 64件」、「自転車盗 111件」と昨年同時期よりも増加しています。
特に「自動車盗」が多く発生し、名古屋方面から犯罪が流れてきている状況です。
「侵入盗」では、住宅侵入は減少していますが、飲食店・店舗・病院などで増加しています。
また「自転車盗」は、駅での被害は減少していますが、駅周辺の住宅・マンションの敷地内での被害が多くなっています。敷地内でも必ず施錠するよう心掛けましょう。
◇特殊詐欺被害
「私は大丈夫」と思っている人が騙される傾向が続いています。
令和4年の愛知県内での被害件数は、980件、被害額は20億円でした。
令和5年3月末現在で既に被害件数は、399件、被害額は10億4千万円です。
令和4年の一宮市内での被害件数は、47件、被害額は1億2千万円でした。
令和5年4月末現在で既に被害件数は、23件、被害額は1億円です。
いずれも昨年を大きく上回り、年々増加している状況です。
被害に遭った人のアンケートでは、93%の人が「犯人の手口は知っている」と回答しています。犯罪を防ぐには、「犯人の手口を知っているだけでは、ダメです。」
対策を立てる必要があります。
・電話が架かってきたら、一度切り、家族や警察に相談すること。
・固定電話では、留守番電話機能を活用し、簡単に電話に出ないこと。
・怪しい人物が訪問した場合は、必ず身分証明書を確認すること。
●特殊詐欺被害を防ぐキーワード
①還付金詐欺 「コンビニか銀行のATMへ行ってください」 ➡ 「それは詐欺です!」
②オレオレ詐欺 「キャッシュカードを渡してください」 ➡ 「それは詐欺です!」
③預貯金詐欺 「暗証番号を教えてください」 ➡ 「それは詐欺です!」
④架空請求詐欺 「電子マネーで払ってください」 ➡ 「それは詐欺です!」
特殊詐欺犯罪が多発しています。ご近所で是非「口コミ」で広めて下さい。