今年度、木曽川西小学校が開校150周年を迎えました。地域づくり協議会では、さまざまな年代の方々から、自分の小学校時代の思い出を寄稿していただきましたので、順次掲載していきます。同年代の方にとっては、きっと懐かしい思い出がよみがえってくるのではないでしょうか?
私が綴る小学校時代の思い出(70歳・男性)
私が小学校の6年間で、今まで頭に残っていることが3点ほどあります。その3点以外のことは、かなり昔のことでもあり、記憶にありません。
【その1】図工の授業で彫刻をした時のことです。私はモアイ像をレンガに掘りました。我ながら良い出来栄えで満足した覚えがあり、先生からも褒められました。次の段階で、その掘ったモアイ像に色を塗ることになるのですが、その際、先生から「早く終わったら、図書室に行っても良いよ」とのことで、私は図書室で読みたい本があったので、いいかげんに色をぬって図書室に行きました。後日、先生から次のような感想を言われました。「せっかくよく彫れたのに、色塗りをもう少し丁寧にすれば、もっと良い作品に仕上がったのになぁ~。」と残念がられた記憶があります。今思えば、図書室で本を読みたいばかりに、いいかげんに色塗りをしたこと、自分でも公開しています。
【その2】給食時間における全校向け放送に、ある事の集計結果を毎日、私一人が放送室に入り、放送したことがありました。私の声が全校に流れる放送ができることに、非常に高揚した記憶があります。全校で私だけがこのような放送をすることは、幼心ながら優越感に浸っていた自分がいました。今思えば、自分が給食時間を削っていることの不利等、マイナス面が全く分かっていなかったと、自分の未熟さに気づかされます。まあ、これも小学校時代の良い思い出になるのではないかと思います。
【その3】運動会での昼食の時間です。運動会がある日の当日、とても楽しみで気分が非常にワクワクしていました。それは、お昼に両親が作ってくれたお弁当を教室の外で食べられるからです。今では、平日に運動会を実施することもあるようで、教室で弁当を食べるとか。残念に思う子どもたちもいるのではないでしょうか。私の時代には、このようなことがなかったので、外で食べる昼食がとてもうれしかったと記憶しています。
以上が私の小学校時代の思い出です。そんなたいしたことではないのですが、なぜだか、今でも記憶に残っています。