木曽川西小開校150周記念・私の思い出(6)

 今年度、木曽川西小学校が開校150周年を迎えました。地域づくり協議会では、さまざまな年代の方々から、自分の小学校時代の思い出を寄稿していただきましたので、順次掲載していきます。同年代の方にとっては、きっと懐かしい思い出がよみがえってくるのではないでしょうか?

       懐かしの木曽川西小学校(63歳・女性)

 木曽川西小学校150周年、おめでとうございます。私は、51年前に木曽川西小学校を卒業しました。この原稿を依頼された時、木曽川西小学校が創立150周年になることを知り驚きました。

 小学校時代の思い出については、孫の運動会で小学校に行った時、その在校時からある校舎や体育館、さらに体育館の中ものぞくことができ、当時の様子を思い描きながら、51年経った今も、同じ施設で孫の世代が過ごしていることに大変嬉しく、感動さえ覚えました。

 職員室の前には、丸い大きな池にたくさんの水草とともに金魚や亀もいた覚えがあります。また、飼育小屋も庭の西側にありましたが、今は違う場所に移動しているみたいです。

 当時の飼育小屋には、うさぎ、小鳥等が飼われていましたが、飼育小屋の当番制があって、6年生になると当番が回ってきました。当番の仕事は、うさぎの餌やりや小屋の中の掃除でしたが、小学生だった私は、うさぎに餌を与える時、噛みつかれないか、飛びついてこないかと恐怖心が先立ち、恐る恐る餌やりをしていた記憶があります。また、掃除も臭い小屋の中を箒で掃いたり、水で洗ったりして頑張ってきれいにしたものです。今思うと、「臭い、汚い、危険」の3Kだったのかも知れませんね(笑)。当時の貴重な体験だったと思います。

 今、孫が木曽川西小学校に通っていて、学校の話をしてくれたり校歌を歌ったりしてくれます。親子、孫と3代で共通で歌える校歌は、大変懐かしく思うと同時に嬉しく思い、これからも100年、200年と歌い継がれていくことを願います。

 最後になりますが、孫が木曽川西小学校に通うようになってから、地域の活動にも参加するようになり、小学生と関わっていろいろな話をしたり、聞いたりする機会も増え、時代の変化も感じることもありますが、どんなに時代が変わっても、思いやりのある優しい木西っ子であって欲しいし、伝統ある木曽川西小学校がこれからもずっと語り継がれていくことを切に願う次第です。