2月3日(土)、木曽川庁舎2F会議室を会場に、木曽川町連区地域づくり協議会発足10周年を記念して「Public Talk in Kisogawa」を開催しました。
区長・町内会長・民生委員などをお務めの「高齢世代」、子(孫)を育てる「子育て世代」、高大生の「若者世代」の3世代の参加者24名が4つのグループに分かれ、これからのまちづくりについて熱心に意見を交わしました。
テーマは、「少子高齢化が進む中、地域のつながりをつくるには?」。話し合いは「①共助としての地域防災、②高齢者の生きがいや楽しみ、③安心してできる子育て」を視点とし、各世代の目ならではの考え方・意見を交換しながら、ふだんからできる世代を超えた地域のつながりをつくる手立てを考えました。
能登半島地震直後だけに、参加者の防災に対する意識が高く、実際にこの地方でも起きうる状況にどう対処していけばよいのか、活発に話し合われました。毎年、地域づくり協議会が主催している「HUG(避難所運営ゲーム)」や「防災訓練」の必要性・重要性が改めて浮き彫りになりました。
高齢者の生きがいでは、日々の生活の中で自分の趣味が生かせたり、地域の中で必要とされ、誰かの役に立っている実感が持てたりすることが大切だと指摘されました。世はスマホ時代。若者が高齢者にその扱い方を教える教室を開いたら、という提案もありました。
子育てには不安がつきもの。不安を抱えた人がさまざまな場所・方法で同じ悩みを抱えた人と交流する、安心できるアドバイスがもらえる、そんな地域の取り組みの大切さの指摘がありました。若者世代からは、自分の子ども時代を振り返って、安心して遊べる環境の中で、子ども同士・親同士が触れ合えることが大切との声が上がりました。
4つのグループに分かれて話し合われましたが、どのグループにおいても、共通して指摘されたのは「日ごろの地域でのコミュニケーション」の重要性です。地域に暮らす人々が世代を超えて「知り合う」こと、「触れ合うこと」が大切だと結論付けられました。
今回、このような機会に大勢の高大生が参加してくれました。地域の問題は、さまざまな世代が交流しながら話し合い、解決の糸口を見出していくことが、地域づくりには欠かせないですね。