木曽川町再発見講座(BISHU毛織物のすばらしさを体験しよう!)

 近年、『BISHU』ブランドとして、この地方の毛織物が注目されています。木曽川町でも、「ガチャマン景気」と呼ばれた時代もあり、毛織物づくりが昔から盛んでした。木曽川町が誇る産業でもあります。
 そこで11月21日(金)に、玉ノ井にある葛利毛織さんに協力してもらい、木曽川町再発見講座『BISHU 毛織物のすばらしさを体験しよう!』を開催しました。参加者は15名でした。この日は学校ホリデーの日でもあり、大人の方だけでなく小学生も数名参加してくれました。毛織物工場を社長さんのガイドで見学しました。簡単な機械操作も体験しました。昭和初期より使われているシャトル織機が使われ、まさに「ガチャンガチャン」と音がする昔ながらの工場風景でした。毛織物づくりは、整経・綜絖通し・筬通し・整織・検反など、多くの工程があり、参加者は尾州伝統のものづくりの技術と手織りの風味を目にしました。皇室に献上した生地・フランスで注目された生地・200年前ナポレオンがまとったマントと同じ生地なども見せてもらい、毛織物の魅力を多く知ることができました。
 質疑応答の時間では、毛織物に関して多くの質問があり、『BISHU』製品の魅力を再確認することができました。最後に、好みの毛織物の端布をお土産としてもらい、有意義な時間を過ごすことができました。